切迫早産 入院記録(35週)

=7月27日(35W0D)=
10:30診察。
子宮口の開きも頸管長も変わらず、すぐには生まれないだろうということで
マグセントを外す。
「張り返し」というものがあるらしいので、それが怖い。
万が一、すぐお産になったときの赤ちゃんへの影響を聞いたら、
もう35週なので少し保育器に入るくらいで治療もほとんど必要ないだろう、とのこと。
少しほっとした。

夕方になっても張りはあまりない。
あっても30分に1回くらい。
今までより少ないくらいで逆に怖い。

*マグセント15ml/h→0


=7月28日(35W1D)=
結局マグセントをはずしても変わりなく夜が明けた。
朝のモニターでは10分おきに張っていたけど、いつも通り痛みはなし。
回診のときに許可がおり、約1ヶ月ぶりのシャワー。
シャワーの感覚が久しぶりすぎて、不思議な気分だった。
でも体力が衰えすぎているので、立ってシャワーは無理。椅子に座って浴びた。

午後のお昼寝をしていたところ、
病院内にあるアロママッサージのスタッフさんが来た。
体調のいい人(ドクターが許可した人だけ)に無料で10分マッサージのサービスをしているという。
ひざ下のマッサージをしてもらった。

点滴が1つ外れたら、こんなに解放されるのかと驚き。
今日はごほうびの1日だった。


=7月29日(35W2D)=
今日は有名シェフのランチ以来、初めて食事を完食。
トマトソースのニョッキ、セロリとリンゴのサラダ、キャベツスープ、プルーンとさつまいも煮たもの。
マグセントがなくなって少し食欲がでてきた。


=7月30日(35W3D)=
診察と妊婦検診。
赤ちゃんは順調で2371gに。
今まで大腿骨に対して頭が大きくて心配だったけど、今日見る限りはそうでもなさそう。
いつもエコーでは顔を隠してたけど、久しぶりに顔を見ることができた。
右の手首あたりをちゅぱちゅぱ吸っているようでかわいかった。

8/3にリトドリンの点滴をはずして、1日様子を見て8/4に退院が決まった。
あともう少し。
夫が面会に来たけど、さすがにそろそろお疲れの様子だった。
産後1ヶ月は一人暮らしの予定ではあったけど、ずいぶん長い一人暮らしにしてしまったな。


=7月31日(35W4D)=
朝方地震。結構揺れた。
思えば、3.11のときも検診で病院にいた。
あの日に性別が分かって、揺れの中エコーしていた。
母子ともに無事であることはありがたいこと。

今日は新月。夜中からお産がたて続いている様子。
あまりに忙しいらしく、看護士さんから『今日は生まないでね』と言われた。

朝ご飯のあと、今日もシャワー。
だんだんお腹が前にせり出してきて、身動きが取りづらい。
毎朝の採尿も一苦労。


=8月1日(35W5D)=
ついに8月。七夕の願い通り8月まで耐えてくれた我が子に感謝。

食事配膳係の人に、ずいぶんお腹が大きくなったと言われた。
今まで食事量を3分の2でお願いしていたけど、食欲もでてきたので普通量に変えてもらった。

看護士さんに
「退院したら、食べたいものは早めに食べておくこと!」というアドバイスをもらった。
病院の隣がマックなので、だいたいの人は退院したその足でマックに行くという。
私もご多分に漏れず。

午後、アロママッサージ。今日は背中と腰をお願いした。


=8月2日(35W6D)=
回診で、先生に頑張ったねと言われて泣きそうになった。
明日の朝9時に点滴はずすとのこと。
退院したら、まず5分から10分の散歩を誰かと一緒にして(リハビリ)、
徐々に体力を戻していけばいいと言われた。
退院できるかな。

今日は2回目のシェフランチ。退院前に食べられてラッキーだった。